痔瘻Lab

痔瘻と下痢、ストレスとの関係、胃腸の不調について考えてみます。

肛門周囲膿瘍から始まった・その弐

この時は5日間の入院をしました。

私の場合、膿が肛門の周囲の浅いところではなく、直腸側の深い所に溜まってしまう高位筋間膿瘍という病名でした。そのため、術後は切開したお尻の部分に管を入れ、継続的に膿を排出する措置がとられました。

切開した部分に管を入れてあるので、そのまま座ることはできなかったのですが、円座を利用すれば座ることはできました。痛みは最初の3日間ほどは、痛み止めだけでは効かず、注射を追加で打ってもらいました。この痛み止めは打つとすぐに効くのですが、眠気が強くすぐに寝てしまいました。しかし、目が覚めると頭痛が酷いのには困りました。排便痛は、術後すぐの時は痛かったのですが、肛門からは比較的離れた7時~8時の方向に切開を行ったので、その後はあまり痛みはありませんでした。

 

4日目、管を抜きました。この時は、異物感がなくなりスッキリしました(^_^)

5日目、退院が決まりました。しかし、引き続き浸出液が出てくるので、女性用のナプキンを当てて日常生活を送ることに。これが人生初の(当たり前ですが)ナプキン体験となりました。幸い私は適応能力? があるのか、ナプキンをセットしても不快感はあまりありませんでした。

 

その後は数回の外来を経て、痛みや浸出液も止まり、退院から約二週間ほどで生理用ナプキンも卒業しました。この時、担当した外科医からは将来「痔瘻」になるかもしれません。と言われはしたものの、詳しく説明もされませんでしたので、さほど気にする事もしませんでした。